※1 2009年時点での家庭でのエネルギー消費量が1990年比で23%増加。現在も増加傾向にあります。
核家族化で世帯数が増加したり、家電機器の大型化によるエネルギー消費量の増加が主な原因と考えられています
[平成21年度(2009年度)エネルギー供給実績(速報)より]
これまでの日本の住まいの寿命は30年?40年とされ、世代交代のたびに建て替えられてきました。しかしこれでは、経済的にも地球環境にも負担がかかることになります。そこで注目したいのが、世代を超えて長く暮らせる住まい「長期優良住宅」です。「長期優良住宅」とは、昨年6月に施行された「長期優良住宅普及促進法」に基づき認定される「長期にわたって良好な状態で循環利用できる質の高い住宅」のこと。耐震性にすぐれている、省エネルギー性が高いなどの基準が設けられています。各住宅メーカーでは、住宅を維持・管理しながら住み継いでいくためのサポート体制を強化。長期優良住宅の普及・促進のために税制面でのおトクな優遇策などさまざまな政策が打ち出されています。いい家をつくり、きちんと手入れをして長く大切に使う。子どもたちのさらに次の世代にまで引き継がれていけば、歴史が刻まれた街が生まれ、ゆとりある豊かな暮らしが実現するはずです