※1 2009年時点での家庭でのエネルギー消費量が1990年比で23%増加。現在も増加傾向にあります。
核家族化で世帯数が増加したり、家電機器の大型化によるエネルギー消費量の増加が主な原因と考えられています
[平成21年度(2009年度)エネルギー供給実績(速報)より]
※2 窓に断熱を施すと、一般的な家庭のエアコン光熱費が年間で5800円(CO2量は-19%)おトクに。同じく壁や床などにも断熱を施すと、9900円(CO2量は-33%)おトクになるという試算があります(エコリフォームコンソーシアムより)
窓やドアから出入りする熱は、屋根や外壁よりもはるかに大きな割合を占めています。高断熱タイプの複層ガラスは、熱の流出を軽減できるので、冬は高い断熱性能により暖房効果アッ プ。夏は遮熱効果により冷房コストを削減できます。不快な結露を抑制でき、防音効果もあります。さらに、二重窓で侵入しにくく、防犯上のメリットも期待できます。(1)既存窓の内側に内窓を設置、(2)既存窓を取り除き新たな窓に交換、(3)既存窓を利用してガラスを複層ガラスに交換するといった方法で窓のエコリフォームを行うことで、住宅エコポイントの取得が可能です
施工期間一例 ●1窓60分~
費用 ●3万7000円
※複層ガラス/引違い窓/幅700mm×高300mm/2枚建の場合
住宅エコポイント対象 ●2,000~18,000ポイント
高断熱な素材はエコ住宅をつくる際には欠かせないもの。最近では、優れた断熱性能を持つ製品が次々と登場しています。たとえば、旭ファイバーグラスの「アクリア」は細いガラス繊維が絡み合ってつくられる高性能グラスウールを使用することで、長い間安定した断熱性能を発揮。ノン・ホルムアルデヒドで家族の健康にも配慮しています。こうした断熱材を壁や床、天井に使うことで、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に節約できるのはもちろんのこと、耐火性、防湿性、防音性などにも優れているので、快適で安心な住まいをつくることができます
施工期間一例 ●天井 約半日 ●床 約2日~
費用 ●天井 約25万円~ ●床 約60万円~
住宅エコポイント対象 ●天井 30,000ポイント
●床 50,000ポイント
断熱性能の高い住まいは、効率のよい冷暖房で省エネにつながるだけでなく、家中を快適な温度に維持できます。それにより、冬場のヒートショック(部屋間の移動でおきる急激な温度変化による体への影響)をおこしにくくするというメリットもあります。さらに、断熱効果が高いと窓の結露が発生しにくくなり、カビやダニの繁殖をセーブできます。また、1年中快適な室温に保たれることで、風邪をひきにくくなったというデータもあり、さまざまな健康への効果があるといわれています