学んで実践! 暮らしのための知っておきたいエコ技術

地球温暖化防止に関心を持つ人は増えていますが、家庭で消費されるエネルギー量は残念ながら増加傾向。だからこそ、優れた技術を住まいに取り入れて、エコな暮らしをはじめましょう!

※1 2009年時点での家庭でのエネルギー消費量が1990年比で23%増加。現在も増加傾向にあります。
核家族化で世帯数が増加したり、家電機器の大型化によるエネルギー消費量の増加が主な原因と考えられています
[平成21年度(2009年度)エネルギー供給実績(速報)より]

省エネルギーに加えて、自分たちで使う分を自分たちで作り出すという方法もあります。地球にやさしい自然エネルギーを活用した創エネルギーな暮らしを始めてみませんか?

太陽光 発電設備

長寿命でメンテナンスも簡単!

優れた発電性能により 屋根への負担も軽減

太陽の光を電気に変える太陽光発電は、日中の暮らしに必要な電力のほとんどをまかなうことができ※3、発電時にCO2が発生しない、クリーンなエネルギーです。最近では優れた発電性能で少ないパネル枚数ですみ、屋根への負担も軽減。たとえば、パナソニックの太陽光発電システムは世界最高水準のモジュール変換効率を実現。狭小地での住宅などにも最適です。屋根との統一感を高める色合いで、周囲の屋根材とも美しく調和します

※3 太陽光パネル3kWシステムを設置すると、一般家庭で使う電力の55%程度をまかなうことができます(太陽光発電協会ホームページより)

高効率給湯設備&マイホーム発電

家庭の省エネをサポートする強い味方

高い省エネ性が得られ、ランニングコストも軽減

家庭のエネルギー消費量の約3割が給湯で、実は一番大きな割合を占めています。だからこそ、省エネを考えるときに注目したいのが給湯設備です。高効率給湯設備で代表的なものはエコキュートとエネファームがあげられます。ヒートポンプの原理を利用してお湯を沸かすエコキュートは太陽で暖められた空気の熱を上手に使うことで、投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを得ることができます。また、マイホーム発電であるエネファームは都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて発電。その際の排熱を給湯や暖房に利用するのでエネルギーのムダがなく、CO2も大幅に削減できます

太陽光発電のちょっとおトクな話

断熱性能の高い住まいは、効率のよい冷暖房で省エネにつながるだけでなく、家中を快適な温度に維持できます。それにより、冬場のヒートショック(部屋間の移動でおきる急激な温度変化による体への影響)をおこしにくくするというメリットもあります。さらに、断熱効果が高いと窓の結露が発生しにくくなり、カビやダニの繁殖をセーブできます。また、1年中快適な室温に保たれることで、風邪をひきにくくなったというデータもあり、さまざまな健康への効果があるといわれています